大衆心理と押し目買い
どうも兼業トレーダーのみろくです
今回はトレードにおける大衆心理と、それを回避する技【押し目買い】という考え方をお伝えします。
- トレードにおける大衆心理
- 大衆心理の罠
- 押し目買い
トレードにおける大衆心理
大衆心理とは…
大衆心理とは、社会を構成する集団が合理的是非を判断せずに特定の時流に流される事を指します。
大衆心理が発生する要因としては、自身が所属する社会において敵対する勢力が出現した時の団結本能だとされています。
個が確立されていない社会や精神的に未成熟な子どもは、大衆心理に影響される傾向が強いといえます。
社会心理学の用語では、集団心理といいます。
CapmNetworkより引用
要するにチャートにトレンドが発生するには大衆心理が必要になるという事です。
上に行くにも下に行くにも、それなりのパワーが無いとチャートは動きません。
その仕掛けを行うのは特定の機関投資家になるのですが、実際にトレンドを発生させるのは大企業の投資家ではなく、いわば中小企業や個人事業主である個人投資家であります。
一度動き出したチャートに飛び乗りさらにトレンドが発生する。このようなバランスでチャートは形成されます。
大衆心理の罠
トレードにおける大衆心理というのは、自身がその大衆心理に飲み込まれると危ないと言われています。その代表的な根拠を1つ紹介します。
投資家は収益よりも損失の方に敏感に反応し、収益が出ている場合は損失回避的な利益確定に走りやすい。一方、損失が出ている場合はそれを取り戻そうとしてより大きなリスクを取るような投資判断を行いやすいとされる。
プロスペクト理論|証券用語解説集|野村證券より引用
2002年のノーベル経済学賞を受賞した立派な理論である。
収益よりも損失に敏感に反応してしまう
利益が出ている場面では予定よりも早めに利益を確定してしまう
私も初心者の時はポジションがプラスになった時、いつ反転してマイナスになってしまうかドキドキして予定より早く利益確定してしまう。
そのあとチャートが大幅に上昇して「あぁ、やっぱり…」と嘆いてしまう事がよくありました。
逆に…
負けトレードの後は損失を取り戻そうとロットを上げてトレードしたり、ルールを無視してトレードしてしまったり。これも初心者によくある事です。
トレードにおいて一番理想とされるのが、「損小利大」とされていますが
この大衆心理に流されると、「損大利小」のトレードしかできなくなってしまいます。
このような大衆心理に飲み込まれず、初心者が自分のトレードができるようになるにはそれなりの勉強が必要になってきます。
過去記事を参照していただければと思います。
押し目買い
相場のチャートは一方向に上がり下がりしているわけではなく、「山」と「谷」の波を描いています。
この習性を利用して、上昇トレンドに乗っていく手法が押し目買いです。
この手法は、上昇トレンドの時に非常に有効です。
上図でも分かる通り、波を形成しながら上昇トレンドを作っています。
強いトレンドが発生した直後は、平均に戻りたがる習性があります。
初心者にありがちなのが、この習性を考慮せず山の頂上付近で買ってしまい直後チャートが下降する。損切り…。
今度は下降トレンドに入ったと思い込み、売りでエントリー。直後勢いよく上昇。損切り。
まさに往復ビンタを喰らう状況に陥る事は誰でも経験済だと思います。
こういった事を未然に防ぐために、押し目という考え方を持っておくと良いと思います。先ほど説明した通り、強いトレンドの後には戻る習性があるという事を覚えておいてください。
上図の緑〇のところが押し目買いの箇所の例です。
上昇の後の下降を上手く利用し、下降が止まったのを確認した上でエントリーする。
ちなみに、この手法と相性がいいインジケータはボリンジャーバンドです。
この手法ができるようになるにはまず、感情を抑制し「待つ」作業が必要となります。
エントリーポイントを明確にするためには、自分が勝負できるポイントを探す必要があるからです。
大衆心理に流されず、尚且つ自分の納得できるトレードができるようになるには…
①「焦らぜ待つ」
②「下降が止まり、上昇を確認したところでエントリー」
この2点です。
上昇トレンドが確認できたら、ぜひこの事を思い出し活用してみてください。
大衆心理について分かりやすく解説している動画をご紹介します
ささっち様の【ささっちのトレード大学チャンネル】です。
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またお会いできれば幸いです
ではまた( ˘ω˘)スヤァ